驚くべきことにパチ屋を回避できた話
いやふつうについさっき、なんならもう今の話だ。パチンコに負けて金の無い俺だが、今日は少しお金を持っている。
10000円、パチンコならすぐに消えてなくなる金額だな。正直パチ屋に寄ろうとしていた。
そして分かれ道に来たんだ。いや物理的な、左に行けばパチ屋、右なら帰路って分かれ道。いつもなら悩むまでもなく左だったよ。でも今日は右に行けた。
なにが違ったのかわからないけど、驚いた。なんだよ、俺、パチンコやらずに帰れるじゃん。
普通の人からしたら当たり前だよな。でも依存症は、打たなきゃいけない。金があったら突っ込んで、いつか負けた分を全部取り戻して、また新たな軍資金を用意しなきゃいけない。
そんな地点から今日は抜け出せた。本当に驚いたし、なにより爽快だ。当たり前だよな、まわりには普通の人間に見えるようにふるまって、普通に仕事して、疲れたーって気分で帰ってるのにパチ屋に行ったら余計疲れるもんな。
依存症に苦しむ人は多いと思うけど、この「パチンコ屋に行かなかった」という当たり前の行動に目を向けてほしい。
すごいぞ、途端にアホらしくなる。なにが右打ちだよって。脳内麻薬?パチ屋を回避しただけで出たわってな。
俺はパチンコをやめたい。店に行かないだけでいいんだなって今日は思ったね。